むし歯予防を考える|夏休みに気をつけたいポイントと当院の近況
2025年8月16日
こんにちは、広島県福山市南松永町にあるフロカワ歯科医院の副院長・風呂川です。
しばらくブログの更新が空いてしまいましたが、日々たくさんの患者さんにご来院いただき、スタッフ一同忙しくも充実した毎日を送っています。
この数か月の間にも、院内ではさまざまな取り組みを行ってきました。たとえば、スタッフ同士で知識や技術を共有する勉強会や、お子さんと保護者の方を対象にした「歯ブラシ教室」の開催などです。特に歯ブラシ教室では、実際に歯みがきを体験していただきながら、フッ素の役割や「感染の窓」についてもお話ししました。参加された保護者の方からは「家庭ではなかなか聞けない内容で勉強になった」と嬉しい感想もいただきました。
フロカワ歯科医院では、“治療よりも予防を大切にする診療”をモットーにしています。むし歯や歯周病を防ぐことが、患者さんご本人の健康寿命を延ばし、将来の生活の質を守ることにつながるからです。今後も地域の皆さまに向けて、わかりやすく役立つ情報を発信していきたいと思います。
夏休みに増えるむし歯リスク
さて、今回は季節にちなんで「夏休みに気をつけたいむし歯予防」についてお伝えします。
夏休みは子どもたちにとって楽しい時期ですが、生活リズムが乱れやすいのも事実です。例えば…
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夜更かしで寝る前の歯みがきが雑になる
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アイスやジュースを摂る機会が増える
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間食がダラダラ続いてしまう
こうした習慣はむし歯のリスクを高める原因となります。特に「お口の中が酸性に傾いている時間」が長いと、歯の表面が溶け出しやすくなるため注意が必要です。
夏のむし歯予防ポイント
1. 水分補給は水かお茶を基本に
スポーツドリンクやジュースには多くの糖分が含まれています。熱中症対策に飲むこともあるかと思いますが、常飲は避け、基本は水やお茶にしましょう。
2. おやつの時間を決める
「ちょこちょこ食べ」ではお口の中がずっと酸性に傾いたままになります。時間を決めておやつを楽しむことが大切です。
3. 寝る前の歯みがきを丁寧に
一日の中で最も大切なのが就寝前の歯みがきです。お子さんには仕上げ磨きをしてあげて、しっかり汚れを落としましょう。
フッ素の力で歯を強くする
当院では定期検診の際にフッ素塗布をおすすめしています。フッ素は歯を強くし、初期のむし歯を修復する効果も期待できます。特に乳歯や生えたての永久歯はエナメル質がやわらかく、フッ素の効果を受けやすいのです。
また、日常的にフッ素入り歯みがき粉を使用することも効果的です。お子さんの場合は年齢に合わせた濃度を選び、うがいは軽めにしてフッ素が歯に残るよう工夫するとより効果が高まります。
感染の窓と親子での予防
むし歯予防を考える上で欠かせないキーワードに「感染の窓」があります。これは乳歯が生えてからおよそ3歳までの期間で、この時期にむし歯菌が定着しやすいとされています。
つまり、この時期の過ごし方が一生のむし歯リスクに影響を与えるということです。保護者の方が自分自身のお口の環境を整えることも、お子さんの予防につながります。親子で一緒にむし歯予防に取り組むことが大切なのです。
スタッフとともに進める予防歯科
最近、スタッフの間でも「もっと患者さんに予防の大切さを伝えたい」という声が増えています。そのため当院では、カウンセリングの時間を大切にし、患者さん一人ひとりに合わせたセルフケア方法を一緒に考えています。
「仕上げ磨きが正しくできているかわからない」
「仕事が忙しくて自分の歯みがきがおろそかになってしまう」
こうしたお悩みも遠慮なくご相談ください。小さな工夫で改善できることはたくさんあります。私たちがそのサポートをいたします。
まとめ
今回は、医院の近況と夏に気をつけたいむし歯予防についてご紹介しました。
フロカワ歯科医院は広島県福山市南松永町で、小児歯科と予防歯科に力を入れている歯科医院です。治療だけでなく、家族みんなが健康でいられるよう「予防を中心とした診療」を大切にしています。
福山市で「子どものむし歯が心配」「予防に力を入れたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。スタッフ一同、皆さまのお口の健康を守るために全力でサポートいたします。