仕上げ磨き卒業後も安心!子どもが自分で歯を守れるようになるために大切なこと

こんにちは、フロカワ歯科医院です。

昨日のブログでは「仕上げ磨きの卒業タイミング」についてお話しました。

今日はその続きとして、「仕上げ磨きの卒業後、どうやって子どもが自分で歯を守れるようになっていくか」についてお話しします。

実は、小学生になって仕上げ磨きを卒業しても、まだ完璧に歯を磨けるお子さんは少ないのが現実です。特に奥歯の溝や歯と歯の間は、子どもの磨き方ではどうしても磨き残しが出てしまいます。だからこそ、仕上げ磨き卒業後のケアこそ大切なのです。

歯を守る“習慣づけ”がカギ

まず大切なのは、「自分で歯を守る意識」を育てることです。

朝と夜に歯を磨くこと、間食の時間を決めること、だらだら食べを避けることなど、生活習慣そのものが虫歯予防につながります。

たとえば、「夜歯を磨いたら明日の自分がニコニコだね」といった声かけは、子どもが自分の健康を自分で守る意識を育てるうえで、とても効果的です。大人からのポジティブな声かけは、子どもの自立心を育てながら習慣化を助けます。

定期的なチェックが安心につながる

仕上げ磨きを卒業しても、保護者の“見守り”は続けましょう。

歯磨き後に「どこがピカピカだったかな?」「ここはちょっと残ってたかもね」と一緒に確認する時間があると、子どもも意識的に磨くようになります。

さらに、歯科医院での定期検診やフッ素塗布、唾液検査も習慣にしておくと安心です。特に仕上げ磨きを卒業する時期は、虫歯のリスクが高くなりがち。小学校低学年のうちは、3か月に一度のメンテナンスが理想です。

おすすめは「磨き方チェックの日」

週に一度くらい、「今日は磨き方チェックしようね」と保護者が子どもの歯を見てあげる日を決めるのもおすすめです。

これなら毎日仕上げ磨きをするわけではないので、子どもも嫌がらず、親子のコミュニケーションにもつながります。

成長とともに仕上げ磨きは卒業していきますが、「お口の健康を守る力」は少しずつ育っていくものです。

そのためには、「予防」を意識した生活習慣、そして歯科医院との連携が欠かせません。

当院では、小学生のお子さん向けに歯磨き教室予防歯科プログラムも行っております。

気になる方は、お気軽にスタッフまでお声かけくださいね。


フロカワ歯科医院

〒729-0105 広島県福山市南区松永町1-10-10

TEL:084-934-8558

日本補綴歯科学会 専門医 風呂川 聡